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【大盛況】2025年7月2日「複雑化するサイバー攻撃と金融機関に求められるセキュリティ対策」イベント開催レポート

更新日:9月10日


2025年7月2日(水)にJA共済ビルカンファレンスホールで、金融業界向けイベントの企画運営を手掛けるセミナーインフォが主催するFINANCE CONFERENCE「複雑化するサイバー攻撃と金融機関に求められるセキュリティ対策」が開催されました。



本イベントは216名の金融機関の方にお申込みいただき、満席での開催となりました。

銀行業界の方、保険業界の方、特にIT管理部門・システム企画部門・リスク管理部門の方に参加いただきました。


当日は、サイバーセキュリティ対策が金融機関にとって重要な経営課題であるとの認識のもと、メガバンクにおける脅威インテリジェンスの最前線から、金融庁のガイドラインを踏まえた経営レベルでの実践的なアプローチまで、多角的なセッションが繰り広げられました。


プログラム


【基調講演】株式会社三菱UFJ銀行 サイバーセキュリティ推進部 サイバーセキュリティグループ 上席調査役 瀬古 敏智 氏

MUFGにおけるサイバーセキュリティ対策~創設メンバーが語る脅威インテリジェンスの取組み~」


13:45-14:15 株式会社三菱UFJ銀行 サイバーセキュリティ推進部                   サイバーセキュリティグループ 上席調査役 瀬古 敏智 氏
13:45-14:15 株式会社三菱UFJ銀行 サイバーセキュリティ推進部                   サイバーセキュリティグループ 上席調査役 瀬古 敏智 氏

株式会社三菱UFJ銀行の瀬古様より、2017年に創設された脅威インテリジェンスの専門ラインにおける具体的な活動内容が紹介されました。高度化するサイバー攻撃の予兆をいち早く捉え、プロアクティブに対応するための情報収集・分析から、経営層へのコミュニケーションに至るまで、創設メンバーならではの視点で事例を交えながら詳細に解説いただきました。



【スポンサー講演】Rubrik Japan株式会社 Senior Account Executive 三浦 かなこ 氏

「海外金融事例から学ぶ!ランサムウェア対策の最新トレンドとは?」


14:20-14:50 Rubrik Japan株式会社 Senior Account Executive 三浦 かなこ 氏
14:20-14:50 Rubrik Japan株式会社 Senior Account Executive 三浦 かなこ 氏

Rubrik Japanの三浦様からは、サイバー攻撃の主要なターゲットとなっている金融機関におけるランサムウェア対策について、海外の最新トレンドが紹介されました。攻撃件数が増加する一方で身代金支払額は減少している海外の状況を分析し、日本の金融機関が今後取るべき対策について、実例と共に具体的な方向性が示されました。


また、Rubrik Japanはブースも出展し、休憩中にも多くの方にお立ち寄りいただきました。

ブースの様子
ブースの様子


【スポンサー講演】エムオーテックス株式会社 プロフェッショナルサービス本部 アセスメント部 ペンテスト課 エキスパート 小椋 大靖 氏

「金融庁のセキュリティガイドラインに必要な診断とは~現役ペンテスターによる解説~」


15:05-15:35 エムオーテックス株式会社 プロフェッショナルサービス本部                                          アセスメント部 ペンテスト課 エキスパート 小椋 大靖 氏
15:05-15:35 エムオーテックス株式会社 プロフェッショナルサービス本部 アセスメント部 ペンテスト課 エキスパート 小椋 大靖 氏

現役ペンテスターであるエムオーテックスの小椋様が登壇し、金融庁のガイドラインで求められる脆弱性診断やペネトレーションテストについて、専門家の視点から解説いただきました。事例を基に、結果の傾向や効果的なサービスの選び方など、実践的な知見が共有されました。



【スポンサー講演】チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社 BFSIアカウントマネージャ 飯干 尚矢 氏

「攻撃サーフェイス視点の境界防御再構築と外部リスク管理」


15:40-16:10 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社              BFSIアカウントマネージャ 飯干 尚矢 氏
15:40-16:10 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社              BFSIアカウントマネージャ 飯干 尚矢 氏

チェック・ポイントの飯干様からは、拡大し続ける攻撃サーフェイス(攻撃対象領域)に対応するための防御戦略が紹介されました。Web・APIの脅威対策やネットワーク機器の脆弱性やセキュリティレベルへの考え方、ダークウェブ監視などによる「脅威対策のシフトレフト」の重要性が、金融庁ガイドラインを踏まえて提案されました。



【特別講演】株式会社Armoris 取締役専務/CTO 兼 一般社団法人金融ISAC アドバイザー 鎌田 敬介 氏

「【金融庁ガイドラインを踏まえて解説】サイバーセキュリティは"経営の仕事" ~対話で進める実践ポイント~」

16:15-16:45 株式会社Armoris 取締役専務/CTO 一般社団法人金融ISAC アドバイザー 鎌田 敬介 氏
16:15-16:45 株式会社Armoris 取締役専務/CTO 一般社団法人金融ISAC アドバイザー 鎌田 敬介 氏

金融ISACのアドバイザーも務めるArmorisの鎌田様が登壇。最新の金融庁ガイドラインでは経営陣の関与がより一層重視されている点を指摘し、システム部門と経営陣のコミュニケーション課題を乗り越えるための実践的なアプローチを解説されました。セキュリティを「経営の仕事」として捉え、組織全体で対話を進めるための視点や工夫が事例と共に語られました。



最新動向と活発な情報交換で盛況のうちに閉幕


今回のカンファレンスは、技術的な防御策から組織論、経営戦略に至るまで、金融機関のサイバーセキュリティ対策を網羅する内容となり、参加者の皆様から非常に高い満足度を得ることができました。


休憩時間や講演後には、ブース展示も賑わいを見せ、最新ソリューションについて熱心に質問する姿が多く見られました。


イベントの最後には交流会が催され、登壇者と参加者が直接意見を交わす貴重な情報交換の場となり、盛況のうちに閉幕いたしました。

懇親会の様子
懇親会の様子

※講師の方々のお肩書はイベント開催当時のものとなります。


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 #サイバーセキュリティ

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<執筆者>サイカ

2019年証券会社に新卒で入社後、個人向け・法人向け営業を担当。2021年セミナーインフォに入社後は金融機関向けセミナー担当として保険業界・リスク管理領域の企画を年間80本程担当、その後金融業界向けメディアTheFinanceのSEO対策・メディアの企画運営を担当し、現在は金融機関向け中規模イベント・ビジネスフォーラムの企画に従事。


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